現代語訳

・サカオリ宮では、宮を預かっていたオオヤマスミ(マウラ)※が御饗を為した
 ・その際、ニニキネにミカシハ(御膳)を捧げたアシツヒメ※が一夜を召されて契りを結んだ
ニニキネニハリに帰ると、ユキ・スキの宮に祈りを捧げる大嘗会を催行した
 ・そして、三種の宝物を受けたことを天神に報告し、橘や八豊幡と共に内宮に納めた
 ・また、その翌日にはオオンタカラ(民)に拝ませた

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用語解説

・マウラ:カグツミの第五子で、アシツヒメ(コノハナサクヤヒメ)、イワナガヒメの父。
・アシツヒメ:ニニキネの内宮となり、ホノアカリ、ホノススミ、ヒコホオテミの三兄弟を儲ける

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原文(漢字読み下し)

・預(あつか)りの オオヤマスミか
・御饗(みあえ)なす 御膳(みかし)捧(ささ)く
・アシツ姫(ひめ) 一夜(ひとよ)召(め)されて
・契(ちき)り交(こ)む

・帰(かえ)るニハリに
・ユキ・スキの 宮(みや)に祈(いの)りの
・大嘗会(おおなめゑ) 三種(みくさ)の受(う)けお
・天(あ)に言(こた)え 宮(みや)に納(をさ)むる
・その飾(かさ)り 橘(かく)・八幡(やはた)あり
・その翌日(あすか) 大御宝(おおんたから)に
・拝(おか)ましむ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります