現代語訳

ヰツセに詔をした後、天君(ウガヤ)はツクシに御幸した
 ・まず、オカメ(船)を召してムロツからウドの浜に到り、カゴシマ宮に入った
 ・そこでツクシ32県の守に巡幸を請われれば、それに沿って廻って恵み、ツクシの荒廃を直して行った
ウガヤがツクシを治めると「皆が治まるのも、ワケツチカミ(ニニキネ)の功である」と遺して行った
 ・これにより、10年間は民も賑わって万歳を歌った

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・天君(あまきみ)は ツクシに御幸(みゆき)
・ムロツより オカメに召(め)して
・ウドの浜(はま) カゴシマ宮(みや)に
・三十二守(みそふかみ) 巡幸(みか)りお請(こ)えは
・恵(めく)り回(み)て 廃(すた)るお直(なお)し
・絶(た)えお治(た)し 皆(みな)治(をさ)まるも
・イカツチの 神(かみ)の功(いさおし)
・遺(のこ)りあり 十年(ととせ)に民(たみ)も
・賑(にき)はいて 万歳(よろとし)歌(うた)ふ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります