現代語訳

・船※は、古にシマツヒコが造ったことに始まる
・シマツヒコは朽木に乗った鵜の鳥が安曇川を行くのを見て、筏と棹を造って船とした
・シマツヒコの子のオキツヒコは、鴨を見て櫂を造った
・シマツヒコの孫のシガは、ホワニを造った
・シマツヒコの7代孫のカナサキは、オカメを造った
・カナサキの孫のハテカミの子のトヨタマヒメは、水を守り船を造る神となった
・この6名をムツフナタマ(六船霊)という

<<前   次>>

用語解説

・船:ホツマにおけるカモ・ワニ・カメは船の呼称とされる(ワニ → カモ → カメの順で速いとされる)

<<前   次>>


原文(漢字読み下し)

・船(ふね)は往(い)にし代(ゑ)
・シマツヒコ 朽木(くちき)に乗(の)れる
・鵜(う)の鳥(とり)の アヅミ川(かわ)行(ゆ)く
・筏乗(いかたの)り 棹差(さおさ)し覚(おほ)え
・船(ふね)と成(な)す

・子(こ)のオキツヒコ
・鴨(かも)お見(み)て 櫂(かい)お作(つく)れは
・孫(まこ)のシガ 帆(ほ)ワニ成(な)す七代(ななよ)
・カナサキは オカメお造(つく)る
・その孫(まこ)の ハテカミの子(こ)の
・トヨタマと 水侍(みつはめ)と船(ふね)
・造(つく)る神(かみ) 六船霊(むつふなたま)そ

<<前   次>>

現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります