現代語訳

タケミカツチ※は、ナルカミ※(鳴神)(を拉ぐ)にタケモノヌシの璽としてカフツチ※(曲槌)を賜った
 ・また、以前の国絵の報償に、揺れが鎮まるカナイシツチ※(要石槌)も賜った

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用語解説

・タケミカツチ:ヲバシリの子であり、ムハタレ討伐やカシマ立ちで活躍する。『記紀』でいうタケミカヅチに当たる
・ナルカミ:おそらく雷を指している
・カフツチ:カフツチノツルキを指す
・カナイシツチ:カナイシツチ(ヨヨノカナメノイシツツ)という剣を指す(鹿島・香取神宮には要石がある)

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原文(漢字読み下し)

・タケミカツチは
・鳴神(なるかみ)に 武(たけ)モノ主(ぬし)の
・曲槌(かふつち)と 先(さき)の国絵(くにゑ)に
・搖(ゆ)り鎮(しつ)む 要石槌(かないしつち)も
・賜(たま)ふなり

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります