現代語訳

オオヱキミ(ニニキネ)は、アマツヒツキをワカミヤ(ホオテミ)に授け、シノ宮に座した
 ・ミヅホにはニハリノタメシにてユキ・スキのヲヲンマツリ(大御祭)の大嘗会を催した
 ・そこで三種宝の受諾を天に宣言し、青人草を安らかに保つヤハタノハナカサリを飾った
 ・そして、この翌日に万民に拝ませた
・一方、トヨタマヒメは、しばしば呼び出したがミツハメの社を出ようとはしなかった
 ・翌年、オオヱスヘラギ(ニニキネ)はワケツチ(賀茂)の葵・桂を袖に掛けてミツハメの社に向かった
 ・そして、ニニキネトヨタマヒメを迎えに行き、これを以って姫は社から出てきた

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・和(あま)つ日月(ひつき)お
・若宮(みや)に 授(さつ)け給(たま)いて
・太上君(きみ) シノ宮(みや)に坐す

・ミヅホには ニハリの例(ためし)
・ユキ・スキの 大御祭(ををんまつり)の
・大嘗会(おおなめゑ) 三種(みくさ)の受(う)けお
・天(あ)に言(こた)え 青人草(あおひとくさ)お
・安(やす)らかに 保(たも)つ八幡(やはた)の
・華飾(はなかさ)り 翌日(あす)万民(よろたみ)に
・拝(おか)ましむ

・しはしは召(め)せと
・トヨタマは ミヅ社(や)お出(いて)す
・明(あ)くる年(とし) 太上(おおゑ)スヘラギ
・ワケツチの 葵(あおひ)・桂(かつら)お
・袖(そて)に掛(か)け 宮(みや)に到(いた)れは
・姫(ひめ)迎(むか)ふ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります