フトマニ図

現代語訳

・(アマテルは続けた)
・「天の形はイワヲヤマ(巌山)の如く、日月も地もハラコモル(球状)である
 ・また、その外はヤヱニキテ(八重和幣)の様である
モトアケ※(元明)の49種のナカミクラ※(中御座)にミヲヤを継げ足す
 ・また、その八方の隅に座すのは、八君のト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ(アモト※)である
・次に、ア・イ・フ・ヘ・モ・ヲ・ス・シ(アナレ※)の八神が座す
 ・そして、ミソフ(三十二)のタミメヒコ※が座す
・この様に、元明には元・中・末の三座がある」

※上記の説明は「フトマニ図」によって現される

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用語解説

・モトアケ:モトアケ(アメミヲヤ+アモト+アナミ+32神の総称)の49神を指す
・ナカミクラ:"核心・本源の神座"の意であり、本源たるミナカヌシ(≒アメミヲヤ)が座す
・アモト:人の肉体生命の結合を司るト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メの八神を指す
・アナレ:人の外形・骨格・臓・腑・血を司るア・イ・フ・ヘ・モ・ヲ・ス・シの八神を指す
・タミメヒコ:人の外見を添える32神を指す

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原文(漢字読み下し)

・天(あめ)の形(かたち)は
・巌山(いわをやま) 日(ひ)・月(つき)も地(くに)も
・腹籠(はらこも)り 外(と)は八重和幣(やゑにきて)

・元明(もとあけ)の 四十九(よそこ)の種(たね)の
・中御座(なかみくら) ミヲヤ付(つ)け足(た)す
・方隅(けたすみ)に 八君(やきみ)トホカミ
・ヱヒタメそ 次(つき)アイフヘモ
・ヲスシ神(かみ) 末(すえ)は三十二(みそふ)の
・タミメヒコ 元(もと)・中(なか)・末(すえ)の
・三座(みくら)あり

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります