現代語訳

シムミチも、ヰソラヰツナチ(霊・血)を抜いてオシテ(誓書)に誓いを立てさせた
 ・そして、潮を浴びさせて鏡に映したが、そこで猿、オロチ、ミツチの影が映った者は もはや手遅れとした
 ・この結果、130人は処刑することに決まった
・この130人の処刑が決まった際、アマテルから詔があった
 ・「もし、これらを斬ればミノホ※(三の火)に悩むことになるだろう
 ・そこで人になるまで助けて置き、人の直曲(善悪)を知らせて更正させよう」
・こうして130人は峰に預けられた
 ・なお、ハタレマ9000と民9万のヲシテ(誓書)はタカノ(高野山)のタマガワに埋められた

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用語解説

・ミノホ:恨みを抱いたものが悩まされるという、一日に三度の発熱を指す

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原文(漢字読み下し)

・シムミチも ヰソラヰツナも
・霊(ち)を抜(ぬ)きて オシテに誓(ちか)ひ
・潮(しほ)浴(あ)ひて 写(うつ)す鏡(かかみ)に
・なお猿(さる)と オロチとミツチ
・影(かけ)あれば 濯(そそ)いで掃(は)けぬ
・百三十(ももみそ)は すてに殺(ころ)すを
・御言宣(みことのり)

・斬(き)らは三(み)の火(ほ)に
・悩(なや)まんそ 人成(ひとな)る迄(まて)は
・助(たす)け置(お)き 人(ひと)直曲(さか)知(し)れは
・尊(かみ)の種(たね)

・峰(みね)に預(あつ)けて
・そのヲシテ ハタレマ九千(こち)と
・民九万(たみこよろ) 埋(う)むタカノの
・タマガワぞこれ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります