現代語訳

・御子が成長する過程で、サクラギ(ホノススミ)がカニノクサ(腹の病)になったので、スセリクサ※を以って癒した
 ・スセリ草の効能によってサクラギの汚泥は除かれ病気も治ったため、サクラギにスセリの名を賜った
 ・故にシラヒゲのスセリを以って民を蘇らせる守となり、これを契機に宮居(スセリ宮)を開いた

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用語解説

・スセリクサ:芹(セリ)を指すとされる

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原文(漢字読み下し)

・人成(ひとな)りに サクラギ汚泥(かに)の
・腐成(くさな)せは スセリ草(くさ)にて
・汚泥(かに)掃(は)きて 腐枯(くさか)れ癒(い)ゆる
・名(な)もスセリ 故(かれ)白髭(しらひけ)の
・スセリ以(も)て 民(たみ)蘇(よみかえ)る
・守(まも)りとて 開(はた)きて受(う)くる
・宮居(みやゐ)これかな

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります