現代語訳

・(二人は続けた)
 ・「3陽を集め収めるのが"タ"の元神であり、"メ"の元神は西北に住む水の神である
 ・4月は4陰の4陽を招き、稲苗を青づかせて夏を告げる
  ・また、中綿を抜いて月末にアオヒカツラノメヲマツリ(賀茂の葵祭)を催行する
  ・葵の双葉の上に露を結ぶのがサツユツキ、これはカツミノツユである
  ・祭ではノリクラヘ(競馬)をし、そこで乗る馬は5尺5寸(約1.67m)のツツタチである
  ・また、メヲノホキとにはヰハタオヒ(岩田帯)を締めて茅巻を以ってメモトカミを祀る
 ・"ト"の元神は南に座すメヤワカミ(1陰を和す神)で、3陽を地に行き渡らせ冷気の通りを阻む
 ・5月の中頃(夏至)に1陰を地に伏せば、五月雨が降る、なれば万の青葉の風が薫る(カゼカホル)
  ・この風を宮(身体)に受ければ永らえり、1陰は地中に浸透するも地表は熱くなる
 ・6月末は一層 乾くため、桃に繁りを祀る(桃祭)
  ・その際、茅の輪を抜けてイソラを祓うのが6月である」

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・三(め)つ足(た)り収(おさ)む
・タ元神(もとかめ)

・メは西北(つね)に住(す)む
・水(みつ)の神(かみ) 四月(うつき)は大陰(うめ)の
・陽(を)お招(まね)く 稲苗(さなゑ)青(あお)みて
・夏(なつ)お告(つ)く 中綿(なかわた)抜(ぬ)きて
・月末(つきすえ)は 葵桂(あおひかつら)の
・夫婦祭(めをまつり)

・双葉(ふたは)に上(のほ)る
・皐露月(さつゆつき) かつみの露(つゆ)や
・乗(の)り競(くら)へ 五五(ゐゐ)のツツタチ
・女男(めを)の祝(ほき) ヰワタ茅巻(ちまき)や
・メ元神(もとかみ)

・トは南(さ)に坐(ゐま)す
・陰和神(めやわかみ) 三(み)つの光(ひかり)の
・地(は)に徹(とほ)り 冷(ひ)の道(めち)限(かき)る
・五月(さつき)中(なか) 一陰(ひとめ)伏(ふ)し置(お)き
・五月雨(さみた)るる 万(よろ)の青葉(あおは)の
・風(かせ)薫(かほ)る 宮(みや)に受(う)くれは
・永(なか)らゑり 陰(め)は地(はに)に充(み)てと
・上熱(うゑあつ)く

・六月(みなつき)末(つきすえ)は
・いよ乾(かわ)き 桃(もも)に繁纏(ちまつ)る
・茅(ち)の輪(わ)抜(ぬ)け ヰソラお祓(はら)ふ
・六月(みなつき)や

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります