現代語訳

・(アマテルは続けた)
 ・「ミヲヤの傍にはヤモトカミが座して守り、トホカミヱタヒメの8兄弟は寿(成長・発展)を守る
 ・アナレカミはネコエ(内臓と外殻)を授けて、ミソフカミはミメカタチ(外観・容姿)を調える
 ・シタツモノ(付随する精霊)は16万8千の元守を得て、人が誕生の時に神とモノを魂魄に結び合せてタマノヲ※となす
 ・なお、五臓六腑もその上の例のソヨタテ(14の資質)を受け継いで人と成す」

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用語解説

・タマノヲ:魂(霊体)と魄(肉体)の結合部分を指し、これが切れると死が訪れ、乱れると人に転生できなくなるという

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原文(漢字読み下し)

・ミヲヤの傍(そは)に
・八元神(やもとかみ) 守(まも)るトホカミ
・ヱヒタメの 兄弟(ゑと)の寿(ことふき)
・天均神(あなれかみ) 根隅(ねこえ)授(さつ)けて
・三十二神(みそふかみ) 見(み)め形(かたち)成(な)す

・親(した)つモノ 十六万八千(そむよろやち)と
・守(もり)お得(ゑ)て 人(ひと)生(う)まる時(とき)
・神(かみ)とモノ 魂(たま)・魄(しい)結(むす)ひ
・霊(たま)の結(むす)と 五臓(ゐくら)六腑(むわた)も
・その上(かみ)の 十四経(そよたて)備(そな)え
・人(ひと)と成(な)す

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります