現代語訳

【三代モノヌシ御子の名歌(みよものぬしみこのなうた)】

コモリの生んだ男児は、この通りである
 ・一は、カンタチ
 ・二は、ツミハ※
 ・三は、ヨシノミコモリ
 ・四は、ヨテ
 ・五は、チハヤヒ
 ・六は、コセツヒコ
 ・七は、ナラヒコ
 ・八は、ヤサカヒコ
 ・九は、タケフツ
 ・十は、チシロ
 ・十一は、ミノシマ
 ・十二は、オオタ
 ・十三は、イワクラ
 ・十四は、ウタミワケ
 ・十五は、ミコモリ
 ・十六は、サキス
 ・十七は、クワウチ
 ・十八は、オトマロ
コモリの生んだ女児は、この通りである
 ・一は、モトメ
 ・二は、タマネヒメ
 ・三は、イソヨリヒメ
 ・四は、ムレノヒメ
 ・五は、ミハオリヒメ
 ・六は、スセリヒメ
 ・七は、ミタラシヒメ
 ・八は、ヤヱコヒメ
 ・九は、コユルキヒメ
 ・十は、シモトヒメ
 ・十一は、ミチツルヒメ
 ・十二は、ハモミヒメ
 ・十三は、ムメチルヒメ
 ・十四は、アサヒメ
 ・十五は、ハサクラヒメ
 ・十六は、ワカネヒメ
 ・十七は、アワナリヒメ
 ・十八は、トヨリヒメ
・総て合せて36尊の子宝である

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用語解説

・ツミハ:コモリの二男。ニニキネのオオモノヌシで、コモリのコトシロヌシとなる。いわゆる三島大明神に当たる

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原文(漢字読み下し)

【三代(みよ)モノヌシ御子(みこ)の名歌(なうた)】

・コモリ子(こ)の 兄(あに)はカンタチ
・次(つき)ツミハ  ヨシノミコモリ
・四(よつ)つはヨテ 次(つき)はチハヤヒ
・コセツヒコ 七(なな)はナラヒコ
・ヤサカヒコ 九(ここ)はタケフツ
・十(そ)はチシロ 十一(そひ)はミノシマ
・十二(そふ)オオタ 次(つき)はイワクラ
・ウタミワケ 次(つき)のミコモリ
・十六(そむ)サキス 次(つき)はクワウチ
・オトマロそ

・一姫(ひひめ)はモトメ
・タマネ姫(ひめ) イソヨリ姫(ひめ)に
・ムレノ姫(ひめ) ミハオリ姫(ひめ)や
・スセリ姫(ひめ) ミタラシ姫(ひめ)に
・ヤヱコ姫(ひめ) コユルキ姫(ひめ)に
・シモト姫(ひめ) ミチツル姫(ひめ)や
・ハモミ姫(ひめ) ムメチル姫(ひめ)に
・アサ姫(ひめ)や ハサクラ姫(ひめ)と
・ワカネ姫(ひめ) アワナリ姫(ひめ)と
・トヨリ姫(ひめ) 総(すへ)三十六(みそむ)尊(かみ)
・子宝(こたから)そこれ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります