現代語訳

・(景行)12年(上鈴799年)
 ・(ナオリネギノの)ウチサルを討つべく、ツハキイチよりネキヤマを越そうとした
  ・その際、敵が横矢を射って雨のように降らせたため、皇軍は進軍できなくなった
 ・そこで、一旦キワラに返り、フトマニで占ってネキノのヤタを討ち破った
  ・これにより、ウチサルも降伏して許しを乞うたが、君はこれを許さなかった
  ・故にクニマロも同罪と見なされ、悉く滝への身投げに処されて滅ぼされた
 ・ヤタウチサルクニマロが滅びれば、周辺の地域は治まった

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・またウチサルお
・討(う)たんとて 海石榴市(つはきいち)より
・ねき山(やま)お 越(こ)すとき仇(あた)か
・横矢(よこや)射(い)る 雨(あめ)より繁(しけ)く
・進(すす)み得(ゑ)す 城原(きわら)に返(かえ)り
・フトマニ見(み) ヤタお禰疑野(ねきの)に
・討(う)ち破(やふ)り ここにウチサル
・降(くた)り乞(こ)ふ 許(ゆる)さす故(かれ)に
・クニマロも 滝(たき)へ身(み)お投(な)け
・悉(ことこと)く 滅(ほろ)ひ治(をさ)まる

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります