現代語訳

【オキツヒコ火水の祓(おきつひこひみつのはらひ)】

ミカマドノカミ※(竈の神)ヒミツノミツ※(火水の密)オキツヒコ※が握っている
 ・これはニニキネがニハリ宮に遷宮する際の詔によって守を賜ったことに始まる
オキツヒコはカシキノユフ(赤白黄の結=木綿)の幣を以って八百万の神を集わせた
 ・そして、タカマノハラの神司である天照大御神(アマテル)を祝ぎ奉る宣言をした

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用語解説

・ミカマドノカミ:竈神、生活(衣食住)を高める神霊
・ヒミツノミツ:火(陽)と水(陰)の精髄・本質・奥義を指す
・オキツヒコ:オオトシクラムスビの子で、妻と共に夫婦でカマドカミの名を賜る

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原文(漢字読み下し)

【オキツヒコ火水(ひみつ)の祓(はらひ)】

・竈(みかまと)の 神(かみ)の火水(ひみつ)の
・密(みつ)の根(ね)は ニハリの宮(みや)の
・渡座(わたま)しに 天(あめ)の御孫(みまこ)の
・御言宣(みことのり) 守(もり)お賜(たま)わる
・オキツヒコ

・赤白黄(かしき)の結(ふゆ)の
・幣(みてくら)に 八百万神(やもよろかみ)の
・神集(かんつと)え タカマのハラの
・神司(かんつかさ) 和照(あまて)らします
・大御神(ををんかみ) 祝(ほ)き奉(たてまつ)る
・宣中(のとなか)に

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります