現代語訳

・「五代目の尊はオオトノチ※オオトマエ※であった
 ・ツノクヰ(オオトノチの前身)は、オオトノ(政所)に居た時にイククイ(オオトマエの前身)と出会って妻とした
  ・このため、男を"殿"と言い、女を"前"と呼ぶようになった
 ・五代目の御代は、ヤモツヅキ(長く続いて)、やがて終わった」

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用語解説

・オオトノチ:ウヒチニの後を継いだ五代目の君であり、ツクノヰともいう("殿"の語源となった)
・オオトマエ:オオトノチの后であり、イククイともいう("前"の語源となった)

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原文(漢字読み下し)

・五代(ゐつよ)の尊(かみ)は
・オオトノチ オオトマエなり
・ツノクヰは 大殿(おおとの)に居(ゐ)て
・イククイを 門前(とまえ)に会(あ)ひ見(み)
・妻(つま)となす 故(かれ)男(を)は殿(との)ぞ
・女(め)は前(まえ)と 八百(やも)続(つつ)き全(ま)て

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります