現代語訳

・ヒロサワ(広沢池)をオオタ※に掘らせて国を造った
 ・こうして、あまねく通るホツマフリ(和の勢い)に謳歌した
・ツガルのオホナムチは沼を掘り上げて田水を生んだ
 ・その時の土はアソベノオカに化けてヰユキヤマとなり、その山水は7万里も潤った
 ・また、カツシマ(数多くの島)やカツミネヤマ(数多くの峰山)も成した
 ・また、シマアイにカツウオ(数魚)が生れば、この魚を荒田に入れて地を肥やした
アマノコヤネもカスガクニのトフヒノオカにヤマトカワを成した
 ・その時に掘った土を集めてミカサヤマを成した
・伊予のイブキヌシはアメヤマに写し(模倣)、田を成した

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用語解説

・オオタ:コモリの12男で、ニニキネの八島巡りに御供してヒロサワ池を掘り、国を成す

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原文(漢字読み下し)

・ヒロサワお オオタに掘(ほ)らせ
・国(くに)となす あまねく通(とふ)る
・ホツマ振(ふ)り 楽(たの)しみ歌(うた)ふ

・ツガルには 沼(ぬま)掘(ほ)り上(あ)けて
・田水(たみつ)埋(う)む アソベの丘(おか)の
・凍雪山(ゐゆきやま) 七万里(なよさと)潤(う)みて

・数洲(かつしま)や 数峰山(かつみねやま)と
・洲間(しまあい)に 数魚(かつうお)生(な)れは
・この魚(うお)お 粗田(あらた)に入(い)れて
・地(わ)お肥(こ)やす

・アマノコヤネも
・カスガ国(くに) 飛日(とふひ)の丘(おか)に
・ヤマト川(かわ) 掘(ほ)りて造(つく)れる
・ミカサ山(やま)

・伊予(ゐよ)のイフキは
・アメ山(やま)に 写(うつ)し田(た)お成(な)す

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります