現代語訳

・沢山の早雉(伝令)が杼を投げるが如く報告を告げる頃、タカマ(中央政府)では守議(会議)が行われていた
・その中で、タケミカツチ※が進み出た
 ・タケミカツチ16尺(約4.84m)の背丈を持ち、万に優れた力を持っていた
 ・そこで、見知らぬハタレについて気にかかる様を訴えた

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用語解説

・タケミカツチ:ヲバシリの子であり、ムハタレ討伐やカシマ立ちで活躍する。『記紀』でいうタケミカヅチに当たる

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原文(漢字読み下し)

・ココ沢山(さわやま)の
・早雉(はやききす) 杼(ひ)投(な)くる告(つ)けの
・タカマには 守議(かみはか)りして

・進(すす)み出(て)る タケミカツチか
・十六丈(そむたけ)の 万(よろ)に優(すく)るる
・力(ちから)にも 知(し)らぬハタレの
・訝(いふか)さを 訴(う)つや

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります