現代語訳

・(君が相模館に居る時)サクラネマシホツミテシの両臣は、オトタチバナヒメの訃報を聞いた
 ・そして、(姫の形見の)櫛と帯を得れば嘆いて、姫のためにツカリアビキの祭を催行した
  ・この祭はソサノヲに殺されたハヤオロチが、後にヤスカタカミとして祀られたことに倣っている
  ・なお、ハヤスフヒメアシナツチの七姫も同様の例によって祀られた
  ・そのため、遺骸の代わりに形見を納めて塚(墓)と成す
  ・塚の名も"アヅマモリ"とし、オオイソに社を建てて神祭をした

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用語解説



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原文(漢字読み下し)

・マチカ・テチカの
・臣(とみ)二人(ひと) ヲトタチハナの
・櫛(くし)と帯(おひ) 得(う)れは嘆(なけ)きて
・姫(ひめ)のため 連(つ)り天引(あひ)きの
・祭(まつ)なす

・これソサノヲの
・オロチおは 連(つか)りヤスカタ
・神(かみ)となし ハヤスヒ姫(ひめ)も
・アシナツチ 七姫(ななひめ)祭(まつ)る
・例(ため)し以(も)て

・形見(かたみ)おここに
・塚(つか)となし 名(な)も吾妻守(あつまもり)
・大磯(おほいそ)に 社(やしろ)お建(た)てて
・神祭(かみまつり)

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります