現代語訳

・(神武)4年2月(上鈴61年)ネウヱのキナヱ(2月23日)、タケヒトは詔を発した
 ・「御祖の守(ニニキネ・ウガヤ)の都鳥(カモ)は、我が身を照らし敵を平らげて穢を治めた
 ・これ故にアメトミに賀茂(別雷・河合宮)に御祖神を祀ることにする
 ・また、ハリハラのトリミヤマを賀茂のタケスミに政を継がせて(山背の)国造とせよ」
・1月11日、アガタメシ※(県召除目)の御酒を与える最初の日となった

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用語解説

・アガタメシ:地方官を任命する儀式

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原文(漢字読み下し)

・四年二月(よほきさら) ネウヱのキナヱ
・御言宣(みことのり) 御祖(みをや)の神(かみ)の
・都鳥(みやことり) 我(わ)か身(み)お照(て)らし
・仇(あた)平(む)けて 穢治(みなをさ)む故(ゆえ)
・アメトミに 賀茂(かも)お写(うつ)させ
・御祖神(みをやかみ) 纏(まつ)る榛原(はりはら)
・鳥見山(とりみやま) アタネお賀茂(かも)の
・タケスミの 政(まつり)継(つ)かせて
・国造(くにつこ)そ

・一月十一日(むつきそひか)は
・アガタ召(め)し 御酒(みき)お賜(たま)はる
・初(そ)めなるかな

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります