現代語訳

・これで有耶無耶になり、コトシロヌシ(ツミハ)はイヨに留まった
 ・その時、ツミハの妻のタマクシヒメはイセに詣でた
・イセでサルタヒコが神を奉斎するとタマクシヒメの身に霊験が到り、 そこで姫を生んだ
 ・これをサルタの妻のウスメに取り上げさせてツミハの元に送り届けると、ツミハは笑んで喜んだ
 ・そこで、サルタヒコは、生まれた子の名をタタライスズヒメ※と名付けた

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用語解説

・タタライスズヒメ:ツミハとタマクシヒメの娘で、後にタケヒトの内宮となる

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原文(漢字読み下し)

・これに散(あら)けて
・コトシロは イヨに留(とと)まる

・その妻(つま)は イセに詣(もふ)てて
・サルタヒコ 称(たた)ら為(な)すおは
・身(み)に到(いた)り そこて姫(ひめ)生(う)む
・その妻(つま)に 取(と)り上(あ)けさせて
・送(おく)り行(ゆ)く コトシロ笑(え)めは
・サルタヒコ 称(たた)ゆる姫(ひめ)の
・名(な)はタタラ イスズ姫(ひめ)なり

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります