現代語訳

・この時、上鈴560年
 ・冬、10月12日にカスガイサカワを新都として遷都した
 ・皇子は51歳のときの11月20日にアマツヒツキを受け継いで、斎名フトヒヒワカヤマトネコヒコ※のアメノスヘラキとなった
  ・上代に倣って母のウツシコメも上げて御上后とした
  ・また、十二后も先に立て、翌年のキナヱ(上鈴561年)を初年とした
・(開化)7年(上鈴567年)
 ・1月12日、イカシコメ(孝元天皇の内后)を内宮に立てた

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用語解説

・ワカヤマトネコヒコ:9代開化天皇。『記紀』のワカヤマトネコヒコオオヒヒに当たる

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原文(漢字読み下し)

・時(とき)上鈴(あすす) 五百六十年冬(ゐもむそほふゆ)
・十月(め)の十二日(ふそか) 春日(かすか)率川(いさかわ)
・新都(にいみやこ) 皇子(みこ)歳(とし)五十一(ゐそひ)
・十一月(ね)の二十日(ふそか) 和(あま)つ日月(ひつき)お
・受(う)け継(つ)きて 斎名(いむな)フトヒヒ
・ワカヤマト ネコヒコ天(あめ)の
・皇(すへらき)と 民(たみ)に拝(おか)ませ
・母(はは)も上(あ)け 十二(そふ)の后(きさき)も
・先(さき)にあり 明(あ)くるキナヱお
・初(はつ)の年(とし)

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります